「50代のパート応募では、20代の頃の職歴まで書くべき?」
「子育てで長いブランクがあると、採用されないのでは?」
久しぶりに履歴書を書くと、昔の職歴をどこまで書くか、仕事をしていなかった期間をどう説明するか迷いますよね。
私も50代でパートを探したとき、約20年のブランクがありました。履歴書には、20代に働いたホテルの「フロント・予約業務」を含め、事務員と飲食店の主な職歴を書きました。
最終的に採用されたのは、未経験だった葬儀関係のパートです。面接では昔の接客や事務の経験を伝え、採用後は約10年間、500件以上の葬儀に携わりました。
この記事では、私が手書きの履歴書に書いた職歴、約20年の子育てブランクの説明、昔の経験を50代の面接で活かした方法、新しい仕事を覚えるために心がけたことを紹介します。
履歴書の指定や採用基準は応募先によって異なります。ここで紹介するのは私の体験であり、すべての方に同じ書き方を勧めるものではありません。不明な点は応募先やハローワークへ確認してください。
結論:昔の職歴でも応募先で活かせる経験は具体的に伝える
私が50代のパート応募で感じたのは、職歴が古いかどうかだけで判断する必要はないということです。
20代のホテル勤務で身につけた電話対応、言葉遣い、接客は、50代で始めた葬儀関係の仕事でも役立ちました。事務員として経験した電話対応、発注、在庫管理も、その後の仕事につながりました。
履歴書では「ホテル勤務」とだけ書くよりも、「フロント・予約業務」のように担当した仕事を短く添えると、採用担当者が経験を想像しやすくなります。
| 昔の職歴 | 履歴書に書いた内容 | 葬儀関係で活かせたこと |
|---|---|---|
| ホテル勤務 | フロント・予約 | 電話対応、言葉遣い、接客 |
| 事務員 | 事務 | 電話対応、発注、在庫管理 |
| 飲食店 | 飲食店勤務 | 接客、忙しい時間に周囲を見て動くこと |
大切なのは、昔の肩書を立派に見せることではありません。「その仕事で何をして、応募先で何を活かせるか」を事実に沿って整理することです。
私が50代のパート応募で履歴書に書いた職歴
私は葬儀関係のパートへ応募したとき、手書きの履歴書を提出しました。職務経歴書は求められなかったため、提出したのは履歴書だけです。
履歴書には、主に次の職歴を書きました。
- ホテルのフロント・予約業務
- 事務員
- 飲食店
ホテルの細かな仕事内容をすべて並べたのではなく、「フロント、予約」と簡潔に書きました。
面接では、ホテルで電話対応、予約管理、お客様への案内を経験したことを説明しました。事務員として電話対応、発注、在庫管理を担当したことも、葬儀関係の仕事に活かせる経験でした。
履歴書だけでは説明しきれない部分を、面接で具体的に補った形です。
約20年の子育てブランクは面接で説明した
私には、妊娠と子育てのため、仕事をしていなかった期間が約20年ありました。
履歴書には、ブランクの理由を詳しく書きませんでした。面接で理由を聞かれたときに、「妊娠と子育てのためです」と率直に答えました。
さらに、今は子育てが一段落し、夫も協力的なので、夜や土日も可能な範囲で働けると伝えました。
ブランクの長さだけで終わらせず、次の点を一緒に伝えることが大切だと感じます。
- 仕事をしていなかった理由
- 現在は働ける状況にあること
- 対応できる曜日と時間
- 長く働きたい意思
私が面接で実際に伝えた勤務条件は、葬儀パートの志望動機|50代未経験で採用された例文と面接対策でも詳しく紹介しています。
20代のホテル勤務を履歴書に書いてよかった理由
ホテル勤務は20代の頃の経験です。それでも、50代で応募した葬儀関係の仕事と共通する部分がありました。
電話対応
ホテルでは、予約や問い合わせの電話に対応しました。葬儀関係の仕事でも、電話を受け、相手の話を正確に聞き、必要な担当者へつなぐ力が必要でした。
電話では表情が見えないため、声の調子や言葉遣いにも気を配ります。昔身につけた基本は、時間がたっても役立ちました。
丁寧な言葉遣いと接客
ホテルでは、お客様の要望を聞き、状況に応じて案内することを経験しました。
葬儀関係では、ご遺族や参列者の気持ちに配慮しながら接する必要があります。接客の雰囲気は異なりますが、相手の様子を見て言葉を選ぶことは共通していました。
予約や予定を確認する力
ホテルの予約業務では、日付、部屋、人数などを確認します。葬儀関係でも、式の予定、返礼品、供花や供物の発注など、間違えられない確認作業がありました。
仕事の仕組みは変わっても、確認する習慣や、複数の予定から優先順位を考える力は活かせました。
事務員の経験も発注と在庫管理に活かせた
事務員として経験した電話対応、発注、在庫管理も、葬儀関係の仕事で役立ちました。
私は最初から事務を任されたわけではありません。式典スタッフとして受付や案内を経験し、仕事に慣れてから、返礼品の用意、供花・供物の発注、在庫管理、精算業務なども担当するようになりました。
未経験の仕事へ応募するときは、「その業界で働いたことがない」点だけに目を向けがちです。しかし、電話を受けた経験、注文内容を確認した経験、在庫を数えた経験など、業界を越えて使える力があります。
葬儀関係で実際に担当した仕事は、葬儀関係のパートはきつい?仕事内容と10年働いて分かったことで紹介しています。
50代パートの履歴書で職歴を整理する4つの手順
私の体験と公的な応募書類資料をもとに、職歴を整理する手順をまとめます。
これまでの勤務先と期間を事実どおり書き出す
まずは提出用の履歴書へ直接書かず、別の紙に勤務先、勤務期間、雇用形態、仕事内容を書き出します。
年月が曖昧な場合は、年金や雇用保険の記録、給与関係の書類など、手元で確認できる資料を探します。推測だけで年月を書かないようにしましょう。
応募先と共通する仕事を探す
次に、応募先の求人票と自分の職歴を見比べます。
例えば、求人票に「電話対応」「来客案内」「発注」と書かれていれば、過去に同じ仕事をした経験がないか探します。
職種名が違っても、仕事内容に共通点があればアピールできます。
履歴書には担当業務を短く添える
私は「ホテル勤務」だけではなく、「フロント、予約」と書きました。
職歴欄のスペースに余裕がある場合は、会社名や職種に加え、応募先と関係する担当業務を短く添えると伝わりやすくなります。
詳しい経験は面接で具体的に説明する
履歴書のスペースには限りがあります。すべてを詰め込むのではなく、詳しい仕事内容や工夫したことは面接で説明します。
履歴書と面接で話す内容が大きく違わないよう、提出前にコピーや写真を残しておくと安心です。
ハローワークインターネットサービスでは、履歴書と職務経歴書の作り方、厚生労働省の履歴書様式例が公開されています。
参考:ハローワークインターネットサービス「履歴書・職務経歴書の書き方」
1週間以内で辞めた仕事を私は書かなかった
私は、これまでの職歴を一つ残らず履歴書へ書いたわけではありません。1週間以内で辞めた仕事は書かず、主な職歴を記載しました。
ただし、これは私が当時提出した履歴書の体験です。「短期間なら必ず書かなくてよい」という意味ではありません。
応募先から職歴の記載方法を指定されている場合や、別の提出書類と内容を照合される場合があります。面接で職歴について聞かれたときに、事実と異なる説明をするのも避けなければなりません。
短期間の職歴をどう書くか迷う場合は、次の対応が安心です。
- 応募先の指定を確認する
- 職歴を時系列で一度すべて整理する
- 履歴書と職務経歴書の内容を一致させる
- 面接で聞かれた場合は事実どおり説明する
- 判断に迷う場合はハローワークへ相談する
応募書類は採否の判断にも使われます。省略することだけを目的にせず、正確さと分かりやすさを優先してください。
20年ぶりに仕事を覚えるためにしたこと
応募前に不安だったのは、50代という年齢、新しい仕事を覚えられるか、人間関係でした。
実際に働き始めて、一番大変だったのは新しい仕事を覚えることです。
教えてもらう立場に徹した
昔の仕事経験があっても、葬儀関係では未経験です。最初は「教えてもらう立場」であることを意識しました。
年下の先輩から教わることもあり、正直に言えば戸惑いもありました。それでも年齢にこだわらず、相手を先輩として尊重し、素直に教わるようにしました。
自分を必要以上に低く見せるのではなく、できるようになるまでは相手の説明をよく聞き、早く習得する姿勢を示すことが大切です。
教わったことをメモした
一度で全部覚えようとせず、教わった内容をメモしました。
ただ書くだけでなく、後から仕事の流れに沿って見直すと、次に何をすべきか思い出しやすくなります。同じことを何度も質問しないためにも役立ちました。
分からないことは素直に確認した
葬儀はやり直しのできない仕事です。分かったふりをして間違えるより、早めに確認する必要がありました。
「ここまでは理解できましたが、次の手順をもう一度教えてください」と、分からない部分を具体的に聞くようにしました。
履歴書は手書きとパソコンのどちらがよい?
私は手書きの履歴書を提出しましたが、手書きだから採用されたとは考えていません。
ハローワーク横須賀の応募書類案内では、手書き・パソコン作成のいずれも可能と案内されています。応募先から指定がある場合は、その指示に従ってください。
手書きの場合は、読みやすく丁寧に書き、間違えたら新しい用紙へ書き直します。パソコンの場合は、文字の大きさや行間を整え、印刷後に文字切れがないか確認しましょう。
どちらの方法でも、誤字、年月、連絡先、応募先名を最後に見直すことが大切です。
職歴整理にジョブ・カードの記入例も使える
何を履歴書へ書けばよいか迷う場合は、提出用の履歴書を作る前に、自分の経験を詳しく書き出してみましょう。
厚生労働省の「マイジョブ・カード」では、年代や状況に応じた記入例が公開されています。50代向けの例もあるため、過去の職歴、身につけた力、今後の希望を整理する参考になります。
ジョブ・カードをそのまま応募先へ提出する必要はありません。まずは自分用の整理表として使い、応募先に関係する経験を履歴書や面接へ移す方法もあります。
50代パートの履歴書・職歴に関するよくある質問
20年以上のブランクがあると採用されませんか?
私は約20年のブランクがありましたが、50代・未経験で葬儀関係のパートに採用されました。ただし、同じ条件なら必ず採用されるという意味ではありません。
ブランクの理由に加え、現在働ける状況、勤務できる時間、過去の経験、学ぶ姿勢を具体的に伝えることが大切です。
20代の職歴も書いてよいですか?
私は20代のホテル勤務を履歴書に書きました。応募先で活かせる電話対応、言葉遣い、接客の経験があったからです。
古い経験でも、担当した仕事と応募先の業務に共通点があれば、具体的に説明できます。
パート応募でも職務経歴書は必要ですか?
私の応募では履歴書だけで、職務経歴書は求められませんでした。
求人票に職務経歴書の指定がある場合は提出します。指定がなくても、職歴が多い場合や、履歴書だけでは経験を説明しにくい場合は、応募先へ提出してよいか確認する方法があります。
職歴の年月を覚えていない場合はどうしますか?
手元の年金、雇用保険、給与関係の書類など、確認できる資料を探します。推測で書いて後から説明と食い違わないようにしましょう。
確認しても分からない場合は、応募先やハローワークへ相談してください。
1週間で辞めた仕事は書かなくてもよいですか?
私は1週間以内で辞めた仕事を書きませんでしたが、すべての人に同じ対応を勧めるものではありません。
応募先の指定やほかの提出書類との整合性を確認し、面接で聞かれた場合は事実どおり説明してください。迷う場合は、応募前にハローワークへ相談すると安心です。
まとめ
私は50代でパートへ応募したとき、約20年の子育てブランクがありました。手書きの履歴書には、20代のホテル勤務、事務員、飲食店の主な職歴を書きました。
昔の経験でも、次の力は葬儀関係の仕事で役立ちました。
- ホテルで身につけた電話対応、言葉遣い、接客
- 事務員として経験した電話対応、発注、在庫管理
- 飲食店で身につけた、忙しい時間に周囲を見て動く力
ブランクについて聞かれたときは、妊娠と子育てのためだったと率直に説明し、現在は働ける状況であることを伝えました。
働き始めてからは、年齢にこだわらず、相手を先輩として尊重し、教えてもらう立場に徹しました。メモを取り、分からないことを素直に確認したことが、新しい仕事を覚える助けになりました。
50代の履歴書では、これまでの経験を古いからと捨てる必要はありません。応募先で活かせる仕事を探し、事実に沿って簡潔に書き、面接で具体的に補いましょう。
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